※当記事にはアフィリエイト広告を含みます。
STEP7は、住宅会社を決めて契約する段階です。
ここまで来ると「やっと会社が決まる!」という安心感が出てきます。
でも、契約は家づくりのゴールではありません。
契約後に具体的な仕様や工事が動き出すため、むしろ大きなお金が動き始める入口です。
「この会社が好きだから」だけではなく、金額・仕様・間取り・保証・契約条件を確認し、自分たちが納得した状態で契約することです。
まず確認|「契約」は何の契約?
注文住宅では、土地の売買契約、建物の工事請負契約など、複数の契約が関係することがあります。
住宅会社から「契約」と言われたら、何についての契約なのか、契約すると何が確定するのかを確認しましょう。
申込金・預り金などの名称が出てくることもあります。
支払う前に、キャンセルした場合の扱いも書面で確認したいところです。
チェック1|最終見積もりの総額
STEP6で比較した見積もりが、そのまま契約金額になるとは限りません。
契約直前に、もう一度総額を確認しましょう。
- 建物本体
- 付帯工事
- 地盤関連
- 給排水
- 空調
- 照明
- カーテン
- 外構
- 諸費用
- オプション
「別途」「概算」「未定」の項目には印を付けておくのがおすすめです。
金額が未確定の部分が多いほど、契約後に総額が増える可能性があります。
チェック2|見積もりに何が含まれていない?
見積もりを見るときは、含まれているものより含まれていないものに注目します。
外構が別、照明が一部別、地盤改良は調査後、給排水引込は別など、会社や土地によって違います。
「これで住み始めるまで、あと何にいくらかかりそうですか?」と聞いてみましょう。
チェック3|契約時点の間取りはどこまで確定?
契約後も間取り変更できる会社はあります。
ただし変更内容によって追加費用が発生したり、スケジュールが変わったりする可能性があります。
契約時点で、部屋配置、窓、収納、建物サイズなど、どこまで決まっているのか確認します。
「後で簡単に変えられます」という言葉だけでなく、何をいつまで変更できるのかを聞いておきましょう。
チェック4|仕様書を確認する
口頭で「このキッチンが標準です」「この窓が付きます」と説明されても、最終的には書面の内容が大切です。
設備メーカー、型番、グレード、色、床材、建具、外壁、断熱仕様など、契約時点で確定しているものを確認します。
未定なら、標準仕様の範囲と変更時の価格ルールを聞きましょう。
チェック5|支払時期と金額
住宅の支払いは、契約時、着工時、上棟時、引渡し時など複数回になることがあります。
会社によってタイミングは違います。
住宅ローンの実行時期とのズレがある場合、つなぎ融資などが必要になるケースもあります。
契約前に資金の流れを金融機関・住宅会社へ確認しましょう。
チェック6|追加・変更工事のルール
注文住宅では、契約後に「やっぱりここを変えたい」が出ることがあります。
変更自体ができるか、いつまで可能か、追加費用はどう計算するかを確認します。
口頭変更だけで進めず、変更内容と金額を書面で残す習慣をつけると安心です。
チェック7|工期と引渡し予定
着工予定、完成予定、引渡し予定を確認しましょう。
天候、資材、許認可などで工期が変わる可能性はあります。
遅れた場合の扱い、賃貸の退去時期をいつ決めるべきかも聞いておくと、仮住まいのリスクを減らせます。
チェック8|保証・アフターサービス
保証期間だけを見るのではなく、何が対象かを確認します。
国土交通省によると、新築住宅では構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、事業者が10年間の瑕疵担保責任を負う制度があります。
また、新築住宅を供給する事業者には、一定の場合に供託または住宅瑕疵担保責任保険による資力確保が求められています。
契約時には、どのような資力確保措置が取られているかについて説明・書面を確認しましょう。
それとは別に、住宅会社独自の長期保証や定期点検があります。
法定の部分と会社独自保証を分けて確認すると分かりやすいです。
チェック9|長期保証の「継続条件」
「最長60年保証」などの表現を見ることがあります。
ただし、一定時期の有償点検や指定メンテナンスが継続条件になっている場合があります。
保証期間だけでなく、継続するために将来どんな費用が必要になる可能性があるか確認しましょう。
チェック10|解約・キャンセル条件
契約後に事情が変わる可能性はゼロではありません。
解約できるのか、どの時点からどんな費用が発生するのか、契約書で確認します。
「たぶん戻ります」「今なら大丈夫です」ではなく、書面を読みましょう。
チェック11|土地がまだなら、建物契約を急ぎすぎない
土地が決まっていないのに建物だけ契約すると、土地条件によって希望間取りや費用が変わる可能性があります。
住宅会社の契約条件によりますが、土地と建物のスケジュールがどう連動するか確認しましょう。
チェック12|住宅ローンの事前審査・本審査の流れ
住宅ローンが利用できる前提で契約を進める場合、融資が通らなかったときの扱いを確認します。
土地や建物の契約ではローン特約などが関係する場合があります。
自分たちの契約にどんな条件があるか、不動産会社・住宅会社・金融機関へ確認しましょう。
「今日決めれば値引き」に焦らない
契約直前には、キャンペーンや値引きの期限を案内されることがあります。
もちろん本当に期限がある場合もあります。
ただ、数十万円の値引きだけを理由に、数千万円の契約内容を十分確認せず決めるのは避けたいところです。
値引きを逃すリスクより、理解していない契約をするリスクの方が大きいと考えてみましょう。
契約書はその場で初めて読まない
可能なら契約書・約款・見積もり・仕様書などを事前に受け取り、家で読んでおきましょう。
契約当日は説明も多く、すべてをその場で理解するのは大変です。
分からない言葉に印を付け、質問リストを作っておくと確認漏れを減らせます。
夫婦のどちらかだけで理解しない
家づくりでは、打ち合わせ担当が夫婦のどちらかに偏ることがあります。
でも契約前には、二人とも予算・間取り・支払い・保証を理解しておくのがおすすめです。
後から「そんな話聞いてない」という状態を減らせます。
契約前の最終チェックリスト
- 総額と未確定費用を確認した
- 見積もりに含まれないものを確認した
- 間取りの確定範囲を確認した
- 標準仕様・仕様書を確認した
- 支払時期を確認した
- 変更・追加工事のルールを確認した
- 工期・引渡し予定を確認した
- 保証・瑕疵保険等を確認した
- 長期保証の継続条件を確認した
- 解約条件を確認した
- 住宅ローンが通らない場合の扱いを確認した
- 契約書を事前に読んだ
- 夫婦とも内容に納得している
契約書や住宅制度で不明点がある場合は、住宅会社だけでなく金融機関や専門窓口へ確認する方法もあります。国土交通省の住宅瑕疵担保関連サイトでは、新築住宅の保険・供託制度や相談窓口が案内されています。
契約前でも、他社の資料を見て比較軸を確認することはできます。一括請求なら複数社の施工例や特徴をまとめて見られるので、「本当にこの会社で納得しているか」を確認する材料にもなります。
まとめ|契約は「納得してから」が一番大切
住宅会社との契約は、家づくりの大きな節目です。
だからこそ、営業担当者を信頼していても、書面を確認することは別の話です。
金額・仕様・変更条件・保証・支払時期を自分たちで説明できる状態になってから契約しましょう。
ここまで進めば、家づくり7ステップはいったん完了です。
ただし、契約後も仕様決め・着工・現場確認・引渡しなど家づくりは続きます。今後はその段階も別記事で深掘りしていきます。

コメント